人気シリーズの第5弾として放送された『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』。上戸彩さんが主演を務めていた頃の、あのヒリヒリするような世界観が大好きだった私としては、主演が沢村一樹さん、そして今回の沢口靖子さんとシリーズが進むにつれ、正直なところ「どんどん私の好きだった雰囲気から遠ざかっていくな……」という寂しさを感じていました。2025年放送の今作も、期待半分、不安半分でリアルタイム視聴を始めたのですが、その不安が的中してしまったというのが本音です。
キャスト陣も過去作に比べるとどこか地味な印象が拭えず、放送前から少しテンションが上がりきらない部分がありました。実際に視聴を続けてみても、回を重ねるごとに募っていくのは「やっぱり昔の方が良かったな」という溜息ばかり……。
今回は、そんな残念な気持ちを抱えながらも全話完走した『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』について、あえて厳しい視点で正直にレビューします。かつてのシリーズの良さを知っているからこそ感じた脚本の迷走や、どうしても華やかさに欠けてしまったチームの描き方など、視聴後に抱いた「正直な本音」を綴っていきます。
ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』作品情報|視聴率・主題歌
- 放送枠: フジテレビ / 月9
- 放送期間: 2025年10月6日~12月15日
- 脚本: 鈴木洋介・市東さやか・阿部凌大・神森万里江・山崎太基
- 主題歌: 十明「GRAY」
- 平均視聴率: 5.5%
- 最高視聴率: 6.5%(第1話)
※視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
※主題歌の売上枚数はオリコン調べ
ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』は、2025年10月期にフジテレビの月9枠で放送された人気シリーズの第5弾。今作では沢口靖子さんを主演に迎え、巧妙化する「情報犯罪」に立ち向かう特命対策室(DICT)の捜査を描きました。主題歌には十明さんの「GRAY」が起用。特殊詐欺など現代の身近な脅威をテーマにしたものの、平均視聴率は5.5%と振るわず、歴代シリーズの中でも特に厳しい結果を残した作品です。
ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』のあらすじ(ネタバレなし)
国家直轄の特命チーム「DICT」が暴く、情報の裏側
急増するサイバー犯罪や情報の悪用に対し、政府が極秘裏に設立したのが、総理大臣と内閣官房副長官の直轄組織である「情報犯罪特命対策室」、通称「DICT(ディクト)」です。警察の枠を超えた権限を持つこのチームを率いるのは、冷静沈着かつ鋭い洞察力を持つベテラン刑事・二宮奈美(沢口靖子)。彼女たちは、デジタル社会に潜む目に見えない脅威を未然に防ぐため、日々データの海と格闘していました。
ある日、巧妙にターゲットが選定された連続強盗事件が発生。単なる凶悪犯罪かと思われましたが、DICTの調査によって、犯人グループが事前に個人情報を不正に入手し、緻密な計画を立てていたことが判明します。情報は武器にもなれば、凶器にもなる——。
国家の威信をかけ、顔の見えない犯人たちを追い詰めるDICTの面々。しかし、捜査を進めるうちに、事件の背後には政界をも揺るがす大きな闇が隠されていることが明らかになっていきます。果たして、彼女たちは情報の迷宮を抜け出し、真実に辿り着くことができるのでしょうか。
シリーズの系譜を受け継ぐ!国家の危機に立ち向かう精鋭キャスト陣
【登場人物1】鋭い観察眼を持つ巡査部長・二宮奈美(沢口靖子)
生活安全課から「情報犯罪特命対策室(DICT)」に配属された今作の主人公。鋭い観察眼の持ち主。デジタルな証拠の裏側に隠された人間心理や、些細な違和感を見抜き事件を解決へと導く。
【登場人物2】シリーズを歩んできた警部補・山内徹(横山裕)
捜査一課を経てDICTに加入。かつては「未然犯罪捜査班(ミハン)」にも所属。ぶっきらぼうな性格ながら、二宮からは「山ちゃん」の愛称で呼ばれ、チームの精神的支柱を担うシリーズの顔。
【登場人物3】元SEの調査官・清水紗枝(黒島結菜)
DICTに所属する調査官。元システムエンジニア。高度な専門知識を武器に、複雑なサイバー解析やハッキング対策を一手に引き受けるデジタルの要。
【登場人物4】Z世代のインテリ巡査部長・南方睦郎(一ノ瀬颯)
元捜査二課の巡査部長。数字に強くデータ分析が得意。
【登場人物5】DICTを動かす最高権力者・桐谷杏子(板谷由夏)
女性初の内閣総理大臣。国家の安全保障を揺るがす高度な情報犯罪に対抗するためDICTを設立。
【登場人物6】DICTの創設者・佐生新次郎(安田顕)
内閣官房副長官。総理大臣とともに、警察の枠を超えた権限を持つ特命組織「DICT」を発足させた中心人物。政界のパワーバランスを考慮しながらチームを動かす策士。
『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』はどこで観れる?配信状況まとめ
| サービス | 料金(月額) | 配信状況 |
|---|---|---|
| Netflix | 890円 | |
| Amazon Prime Video | 600円 | |
| U-NEXT | 2,189円 | |
| Hulu | 1,026円 | |
| FODプレミアム | 976円 | |
| TSUTAYA DISCAS | 無料(定額プラン・都度課金) |
ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』は2026年1月現在FODプレミアムのみで配信されています。
『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』の違和感を徹底解剖!注目ポイントはココ!

①もはや「絶対零度」である必要性が見当たらない
シリーズファンとして最も首をかしげたのが、今作を『絶対零度』として放送した意味です。シーズン1・2は「コールドケース」という題材が活き、未解決事件に挑む面白さが詰まっていました。シーズン3・4も賛否はありましたが、まだ許容範囲だったと言えるでしょう。しかし、今作にいたっては過去のコンセプトが完全に霧散してしまっています。タイトルさえ変えれば、単なる新作の刑事ドラマとして受け入れられたのかもしれません。わざわざ人気シリーズの看板を背負わせたことで、かえってシリーズ特有の深みや緊迫感とのギャップが浮き彫りになり、別物を見せられているような虚しさが残りました。
②冗長なストーリー展開と予測可能な結末
物語の終盤、総理の娘が誘拐されるという最大の事件が描かれますが、これが驚くほど退屈でした。序盤の段階で犯人の見当がついてしまい、そこから何話もかけて引き延ばすエピソードではありません。スピード感が欠如しているため、視聴中のワクワク感も削がれてしまいました。さらに納得がいかないのは、その終わり方です。「続編ありき」のような、モヤモヤした空気を残して幕を閉じます。この内容とオチで、まだ続きを作るつもりなのだとしたら、少し視聴者を置いてけぼりにしすぎではないでしょうか。
③作品の世界観にフィットしないキャスト陣
キャストのキャスティングについても、大きな違和感を感じずにはいられませんでした。主演の沢口靖子さんは、やはり長年演じられている『科捜研の女』のイメージがあまりにも強すぎて物語に没入することができません。また、全体的な顔ぶれもどこか地味な印象が拭えず、かつての名作ドラマが並んだ「月9」枠だと思うと、どうしても物足りなさを感じてしまいます。脚本の迷走に加え、この配役のミスマッチが重なったことが、ドラマの評価を下げてしまった大きな要因ではないでしょうか。
『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』を独断と偏見でレビュー|★1~★5で評価

実際に全話視聴して感じた満足度を5つの指標で評価してみました。
評価のポイントは以下の5つ。
- 物語(構成・展開・完成度・台詞・余韻)
- 出演者(配役・役者さんの演技力)
- 演出(テンポ・視覚的な演出・映像美・音楽)
- 感情への訴求(泣ける・笑える・胸キュン・切ない)
- 独自性・話題性(他のドラマとの差別化・社会への影響力)
物語 ★☆
出演者 ★☆
演出 ☆
感情 ☆
独自性・話題性 ☆
ということで、ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』の評価は★1。
物語と出演者がそれぞれ星0.5ずつで星1。
人気シリーズの続編でしたが、期待を裏切った残念な作品となってしまいました。
『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』はこんな人におすすめ!
本作は、過去の人気シリーズとは一線を画す、非常に独特な立ち位置の作品となりました。往年のファンにとっては戸惑いも多い内容ですが、視点を変えて「現代の情報犯罪」をテーマにした刑事ドラマとして捉えれば、また違った見方ができるかもしれません。もし視聴を迷っているのであれば、以下のようなポイントに興味がある方は、一度チェックしてみる価値があるでしょう。
- リアルな社会問題を扱うドラマが好きな人
- スピード感のある展開が好きな人
- リアルな情報犯罪に興味がある人
- 人気シリーズの続編を追い続けている人
あなたの評価は?みんなのレビュー
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
私は今回、全項目で星1つという非常に厳しい評価をつけさせていただきました。情報犯罪という現代的なテーマに期待したからこそ、後半の失速やシリーズ作品としての看板の重さに耐えきれなかった構成がどうしても気になり、最後まで作品の世界観に没入できなかったのが正直な感想です。
ですが、ドラマの感じ方は人それぞれ。「最新のネット犯罪を知るきっかけになった」「黒島結菜さんの凛とした姿が観られただけで満足!」という方もきっといらっしゃるはずです。
皆さんはこの『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』、どう評価しますか?
「このエピソードは刺さった!」「やっぱり過去作のほうが良かった…」など、あなたの率直な感想をぜひ教えてください。
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