1995年に放送され、社会現象を巻き起こしたドラマ『星の金貨』。酒井法子さん演じる耳の不自由なヒロインと、大沢たかおさん、竹野内豊さん演じる医者の兄弟。この3人が織りなす、あまりにも過酷で切ない三角関係に、当時は日本中が涙しました。
主題歌「碧いうさぎ」のイントロが流れるだけで、あの胸が締め付けられるような感覚が蘇る方も多いはず。運命に翻弄され、どこまでもすれ違いを繰り返す彼らの姿は、まさに純愛ドラマの金字塔と呼ぶにふさわしいものでした。
今回は、そんな不朽の名作『星の金貨』を現代の視点で改めて全話視聴し、忖度なしのリアルな感想・評価をお届けします。
ドラマ『星の金貨』作品情報|視聴率・主題歌
- 放送枠:日本テレビ系 / 水曜ドラマ
- 放送期間:1995年4月12日~7月12日
- 脚本: 龍居由佳里
- 原作:なし
- 主題歌:酒井法子「碧いうさぎ」/ 99.7万枚
- 平均視聴率:14.8%
- 最高視聴率: 23.9%
※視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
※主題歌の売上枚数はオリコン調べ
ドラマ『星の金貨』は、1995年4月期に日本テレビ系の水曜ドラマ枠で放送された作品。酒井法子さんが歌う主題歌「碧いうさぎ」は、ミリオンセラー目前の記録的な大ヒットとなり、手話を交えて歌う姿は当時の社会現象に。放送開始当初は7.2%だった視聴率も、衝撃的な展開が話題を呼び最終回では23.9%にまで急上昇するなど、90年代を代表する「泣けるドラマ」として多くの視聴者の記憶に刻まれている作品です。
ドラマ『星の金貨』のあらすじ(ネタバレなし)
運命に翻弄される三人の切なすぎる愛の行方
北海道の小さな診療所で看護見習いとして働く倉本彩(酒井法子)は、耳と口が不自由ながらも、東京からやってきた医師・永井秀一(大沢たかお)と心を通わせ、再会を誓い合います。しかし、秀一は東京で不慮の事故に遭い、彩との思い出を含むすべての記憶を失ってしまいました。
連絡が途絶えた秀一を案じて上京した彩が出会ったのは、秀一の弟で奔放な性格の拓巳(竹野内豊)でした。兄に婚約者がいるという残酷な現実、そして拓巳の不器用な優しさに触れながらも、彩は記憶のない秀一を懸命に思い続けます。
言葉を介さないからこそ深く響く彩の純粋な愛と、過去を忘れた秀一、そして兄への葛藤を抱えながら彩に惹かれていく拓巳。三人の運命が複雑に絡み合い、あまりにも切なく過酷な物語が動き出します。
ドラマ『星の金貨』のキャスト
【登場人物1】言葉を超えた純愛を貫くヒロイン・倉本彩(酒井法子)
北海道の診療所で看護見習いとして働く耳と口が不自由な女性。失踪した秀一を追って単身上京し、過酷な運命に翻弄されながらも一途に彼を思い続ける。手話を通じて届ける真っ直ぐな想いは、周囲の冷え切った心を次第に溶かしていく。
【登場人物2】記憶を失い、二人の女性の間で揺れる医師・永井秀一(大沢たかお)
永井病院の跡取り息子。彩と結婚を誓い合うが、東京へ戻った直後の不慮の事故で記憶喪失になり、彩の存在すら忘れてしまう。誠実で心優しい性格ゆえに、記憶のないまま寄り添う婚約者と、なぜか心が惹かれる彩の間で激しく苦悩する。
【登場人物3】孤独な影を背負い、真実の愛に目覚める医師・永井拓巳(竹野内豊)
秀一の腹違いの弟。派手な女性関係を繰り返す放蕩息子を装っているが、実は家族の愛に飢えた深い孤独を抱えている。当初は彩をからかっていたが、彼女のひたむきな純粋さに触れることで、誰よりも深く無償の愛で彼女を支える。
【登場人物4】愛を失う恐怖から狂気へと堕ちていく令嬢・結城祥子(細川直美)
秀一の婚約者で、結城グループ社長の娘。事故で記憶を失った秀一を献身的に支えるが、彩の出現によって激しい嫉妬と不安に駆られる。
【登場人物5】病院の存続を第一に考える冷徹な父・永井誠一郎(竜雷太)
永井病院の院長で、秀一と拓巳の父。病院の繁栄のためなら息子たちの人生をも道具にする冷徹な独裁者。秀一と祥子の縁談を強引に進める。
【登場人物6】娘への歪んだ愛情と、過去の恋に縛られた母・結城貴子(丘みつ子)
祥子の実母であり、結城グループの社長。誠一郎とはかつて愛し合っていた過去を持つ。祥子のために病院の管財人を引き受けるなど尽力するが、娘を思うあまり秀一に無理な結婚を懇願する。
【登場人物その他】
・小森敏彦(伊武雅刀)
永世会病院副院長。欲望のために患者すら駒として扱う野心家。
・小泉美和(田中美奈子)
永世会病院の外科医師。小森の指示で医療ミスを仕掛けるなど暗躍する。
・遠藤園子(西村知美)
永世会病院の看護婦。彩を支え続けた純朴で優しい親友。
・新井義彦(北原雅樹)
脳腫瘍を患う入院患者。小森の陰謀により植物状態に陥る。
『星の金貨』はどこで観れる?配信状況まとめ
| サービス | 料金(月額) | 配信状況 |
|---|---|---|
| Netflix | 890円 | |
| Amazon Prime Video | 600円 | |
| U-NEXT | 2,189円 | |
| Hulu | 1,026円 | |
| FODプレミアム | 976円 | |
| TSUTAYA DISCAS | 無料(定額プラン・都度課金) |
『星の金貨』は2026年2月現在Amazon Prime VideoとU-NEXTで配信されています。
また、TSUTAYA DISCASでDVDをレンタルすることもできます。
『星の金貨』の魅力を徹底解剖!注目ポイントはココ!

①これでもかという不幸の連続!ドロドロと切なさが入り混じる感情の大爆発
記憶喪失、凄惨な事故、身近な人間の裏切りや陰謀……。「えっ、まだ彩に試練を与えるの?」と言いたくなるほど、次から次へと不幸が襲いかかる展開はまさに圧巻。単なる純愛ドラマの枠に収まらないドロドロした人間関係と、胸を締め付けられる切なさの波が交互に押し寄せ、観る者の感情をこれでもかと揺さぶり続けます。
②「悲劇のヒロイン」がハマり役!酒井法子が演じる健気でひたむきな彩
酒井法子さんの持つ独特の儚さと、折れない芯の強さが、ヒロイン・彩というキャラクターに完璧に宿っています。言葉を発せないからこそ、大きな瞳から溢れる涙や必死な手話の動きに、言葉以上の感情がこもっていて、その演技力の高さに改めて驚かされます。守ってあげたくなるような健気さに、誰もが夢中になった理由が分かります。
③イントロを聴くだけで涙腺崩壊…社会現象となった音楽の力
主題歌「碧いうさぎ」を抜きにしてこのドラマは語れません。切ないメロディと歌詞が、物語の悲劇性をより一層引き立て、当時大きな話題となった「手話での歌唱」は社会現象にもなりました。劇中で流れる劇伴のタイミングも絶妙で、曲が流れた瞬間に物語の世界観へ一気に引き込まれ、涙を誘われる魔法のような力を持っています。
『星の金貨』を独断と偏見でレビュー|★1~★5で評価

全話視聴して感じた満足度を5つの指標で評価してみました。
評価のポイントは以下の5つ。
- 物語(構成・展開・完成度・台詞・余韻)
- 出演者(配役・役者さんの演技力)
- 演出(テンポ・視覚的な演出・映像美・音楽)
- 感情への訴求(泣ける・笑える・胸キュン・切ない)
- 独自性・話題性(他のドラマとの差別化・社会への影響力)
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- 物語
- 3
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- 出演者
- 5
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- 演出
- 5
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- 感情
- 5
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- 独自性・話題性
- 5
総合評価 ★★★★★
私の人生を彩った特別な作品
すべてが高い完成度で噛み合い、観終わったあとも長く心に残り続ける特別なドラマ。人生のどこかのタイミングで出会えてよかったと思える、何度でも見返したくなる大切な一本。
物語
出演者
演出
感情
独自性・話題性
『星の金貨』はこんな人におすすめ!
「最近、感情を押し殺して過ごしているな」と感じる時にこそ、この物語の世界に浸ってほしいと思います。30年近く経った今見返しても、登場人物たちがぶつけ合う剥き出しの感情と、あまりに純粋な愛の形は、私たちの凍りついた心を激しく揺さぶり、大切な何かを思い出させてくれるはずです。
- 思い切り泣いてデトックスしたい人
- 愛憎劇や裏切りなどドロドロとした展開が好きな人
- 家族の絆や無償の愛に泣きたい人
- 壁を乗り越えて心を通わせる物語が好きな人
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今回は私の独断と偏見でレビューしましたが、皆さんの目にはこの作品はどう映りましたか? 「私なら星3つ!」「ここが好きだった!」「この結末は納得いかない!」など、あなたの感想を下のレビューボタンからぜひ教えてください。
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